「素直な人がいい」「素直になりなさい」なんて良く言いますが、素直とは一体どういう意味なのかと疑問に思ったことはないでしょうか。
素直とは、自分の損得や感情にとらわれる事なく、物事を正しくと見極める能力のこと。ただ日本の学校や会社では「従順」という意味で使われることもしばしばありますよね。
同じ単語でも状況や伝え方によって様々に意味が変わる言葉ですが「素直」は英語ではどう表現したらよいのでしょうか。
こんな単語を使います
■ honest:正直な
■ be oneself:ありのままの
■ obedient:従順な
■ submissive:服従的な、従順な
こんな言い方ができます
■ You would be better to be more honest with your feelings.
(もう少し自分の気持ちに対して素直になったほうがいいよ。)
■ Mary needs to be honest with her feelings.
(メアリーは彼女自身の気持ちに素直になる必要があるね。)
■ I like her since she is always herself.
(彼女はいつも素直なので、ぼくは彼女が好きだ。)
■ Bob is always himself whenever he talks to people.
(ボブは人と話すときいつも素直だ。)
■ We shouldn’t employ such non-obedient applicants.
(我々はそんな素直じゃない応募者を採用すべきじゃない。)
■ Be obedient to your parents.
(親に対して素直になりなさい。)
■ My boss is satisfied with our submissive reply.
(上司は私たちの素直な返事に満足した。)
■ Submissive employees are easier to control.
(素直な従業員はコントロールし易い。)
補足
日本語の「素直」という言葉は状況によって意味が変わってきます。たとえば、意地を張っている人に「素直になれよ」という場合は「正直になれよ」という意味。入社面接などで「素直な人が好まれる」といった場合は「従順な人が好まれる」という意味になります。
「素直」にどんぴしゃで当てはまる単語はないので、臨機応変に「honest」「be oneself」「obedient」「submissive」などの単語を使い分ける必要があります。
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