綿密に計画を立てていても、スケジュールは予定通りに進まないものです。
特にビジネス上での会議は予定より長引いてしまったり、思っていた以上に早く終わってしまったりということは頻繁に起こり、前後のスケジュールに影響が出てきてしまうことは多々あります。
そのような場合、前後のスケジュールの関係者に予定が遅れる旨や早まる旨、分かり次第伝えることは大切です。特に予定が早くなる場合は、早急に連絡する必要が生じます。
予定が早くなる場合「前倒し」と言うフレーズが頻繁に使われますが、「前倒し」は英語でどのように表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ Move up:前倒しする
■ Move forward:前倒しする
こんな言い方をします
■ Can we move up the meeting to 3pm?
(打ち合わせを3時に前倒しできますか?)
■ The speaker finished his speech earlier than I thought, and I needed to move up rest of the agenda.
(その演説者が思ったより早くスピーチを終えたため、他のスケジュールを全て前倒ししなければいけませんでした。)
■ If we move up this appointment to the morning, we can have some time for visiting another university.
(もしこのアポを午前中に前倒しすれば、他の大学に訪問する時間を確保できます。)
■ Let’s move forward this meeting, then you can go home earlier.
(この会議を前倒ししましょう、そうすれば早く帰宅できるでしょう。)
■ Shall we move forward this appointment to 11am? How does it sound to you?
(このアポを11時に前倒ししませんか?いかがですか?)
■ I will move forward my lunch time, then I can meet you after lunch.
(ランチを前倒ししましょう。そうすればランチの後にお会いすることが可能です。)
補足
「forward」は「先にする」という意味があるため、「move forward」と聞くと、「先送りにする」つまり「遅れる」と捉えがちで、「前倒しする」という表現になることに違和感を覚える人もいるかもしれません。この表現では「forward」を「先に持ってくる」という意味合いで考えると分かりやすいでしょう。
なお、「前倒し」の反対の意味である「後倒しする」は英語では「move back」となりますので、この表現も併せて覚えておくと便利です。
コメント