私は一応アメリカ生まれです。彼氏とは一応仲直りできました。一応メールを送っておきます。一応こちらが私が考えた案になります。
このように私たちは日常で「一応」という表現をよく使います。しかし、実は「一応」にどんぴしゃで当てはまる英語表現はありません。にも関わらず、英語での会話に慣れてくると、表現したい衝動に駆られる表現の一つが「一応」でもあります。
イコールになる表現はありませんが、「一応」と英語で表現したい場合は、どのような言い方が可能なのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
一応(いちおう)を「ある程度」「とりあえず」「念のため」「暫定的に」という四つの意味分けて考えましょう。すると以下のような表現が可能となります。
①ある程度
■ somewhat:多少、若干、幾分
■ to some extent:ある程度
■ kind of:のような感じ
②今のところ
■ for now:今のところ
■ at this moment:現在のところ、現時点では
③念のため
■ just in case:念のため、万が一に備えて
■ just to make sure:念のため
④暫定的に
■ tentatively:暫定的に、とりあえず
■ provisionally:暫定的に、一時的に
※発音は単語をクリックすれば確認できます
こんな言い方ができます
一応(いちおう)の意味である「ある程度」「とりあえず」「念のため」「暫定的に」の4つ。それぞれ以下のような言い方で表現することができます。
①ある程度
■ The Japanese economy is improving somewhat.
(日本の景気は一応回復している。)
■ I agree with you to some extent.
(私は一応あなたに同意します。)
■ A:Have you finished your homework? B:Kind of.
( A:宿題は終わりましたか? B:一応。)
②今のところ
■ Not ideal, but it should work for now.
(完璧というわけではないけど、一応これで大丈夫だろう。)
■ I think he is ok at this moment.
(彼は一応だいじょうぶだと思う。)
③念のため
■ Let me send you an email just in case.
(一応メールを送らせてください。)
■ Double check it just to make sure.
(一応ダブルチェックしといて。)
④暫定的に
■ The next meeting is tentatively planned for 5th of January.
(次の会議は一応1月5日に予定されている。)
■ We have agreed provisionally.
(我々は一応は同意した。)
補足
「一応(いちおう)」も英語で表現するなら「よろしくお願いします」「お疲れ様」などと同様に、場面や状況に応じて使いわける必要があります。
こういう時は、短く暗記しやすい「一応」に似た副詞表現が可能なものから覚えるとよいでしょう。今回の場合は「①ある程度=somewhat」「②今のところ=for now」「③念のため=just in case」「④暫定的に=tentatively」などです。
日本語と英語は性質が全く異なる言語です。そのため今回のように直訳できない表現が多々ありますが、神経質にならずに英語を使っていくことが大切です。
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