政治と言う点においては決して清潔とは言えないですが、世界的に見ても日本の町並みは清潔であると言えます。そのため、環境汚染や不衛生な環境が原因で奇形児が生まれたり急増する、という事は日本では馴染みがありません。
しかし海外、特に中国、インド、タイ、ベトナム、インドネシアなどのアジア諸国で奇形児が生まれたというニュースをしばしば目にします。こうした国では奇形児のみならず、腕や脚を欠損した大人の物乞いも良く見かけます。
奇形児や腕や脚を欠損した人々は、不衛生な環境、病気のみが原因ではありません。想像を絶するほどの貧困、借金の返済のため、物乞いとして少しでも沢山のお金が貰えるよう、敢えて腕や脚を潰される。信じられないかもしれないですが、そういった事が現代でも行われています。
貧しいアジア諸国では、先天的な奇形のみならず、後天的な奇形児や奇形の人が増えています。このような「奇形児」「奇形の人」「欠損」は英語ではどう表現すればよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ deformed:奇形の、変形した
■ malformed:奇形の
■ missing:欠損した、欠落した
こんな言い方ができます
■ There is a deformed man begging on the street.
(道路で物乞いをしている奇形の人がいます。)
■ We have to learn about deformed people and deformed babies.
(私たちは奇形の人々と奇形児について学ばなければなりません。)
■ Unfortunately, there are many malformed children born in Asian countries.
(不幸なことに、アジア諸国では沢山の奇形児が生まれている。)
■ We need the system to support the parents with a malformed child.
(我々は奇形の子どもを授かった親をサポートするシステムが必要である。)
■ I woke up and found my arm and leg were missing.
(私は目が覚めて自身の腕と脚が欠損していることに気付きました。)
■ In Asian countries, there are many people who are missing a part of body.
(アジアでは、身体の一部を欠損している人々が沢山います。)
補足
一般的に「奇形」と表現したい場合は「deformed」「malformed」の両方が使えます。
「奇形児」は「deformed child/baby」、「malformed child/baby」。「奇形の人」は「deformed person/man/woman」、「malformed person/man/woman」といった表現が可能です。
具体的に身体の1部を欠損している人のことを表現する場合は「missing」が最もストレートで伝わりやすいでしょう。その際は「his/her (身体の一部) is missing」と表現します。
今回紹介したような表現はデリケートな内容なので、安易に話題に持ち出べきではないかもしれないです。しかし海外に住んだり旅行したりして、そういった話題になった場合は、目をそむけるべきでもないです。
こういった話題を英語で振られた場合、しっかと答えることができるよう、表現を覚えておくのがよいでしょう。
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