ストレス社会である日本では、学校や職場で様々な悩みや不安を抱えながら生きている人が多いです。何故そのようなことになってしまったのでしょうか。
日本人は非常に真面目で完璧主義な国民です。その度合いが異常であるためストレスを溜め込んでしまいます。そして、その行き場のないストレスをどこにぶつけるのか。常に悩んでいるのではないでしょうか。
その結果、キレて人や物に当たったり、陰湿ないじめを行ったり、ネチズンになって匿名で知らない他人を攻撃してしまうという人も少なくないです。そういったことをする前に人は先ず相手に「目をつけて」ターゲットをしぼります。
このような行為は非常に日本的なのですが、海外でも国によっては「目をつける」ということはあります。また「目をつける」は、えこひいきする、特別視する、というような意味もありますよね。
そのような「目をつける」「目をつけられる」は英語ではどう表現すればよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ mark:注意を払う、選び出す
■ bully:いじめる
■ keep an/~’s eye on:~に目をつける
こんな言い方ができます
■ I know you marked her. So how are you going to asked her out?
(お前が彼女に目をつけてたことは知ってるよ。それでどうデートに誘うつもりなんだ?)
■ She was marked by her boss for a long time.
(彼女は長いあいだ上司から目をつけられていました。)
■ Everyone knows that you bully him.
(あなたが彼にイジメている[=目をつけている]ことは皆知ってるよ。)
■ It seems like that I am bullied by my classmates.
(どうやらクラスメートにイジメられている[=目をつけられてる]ようだ。)
■ Please keep your eye on him.
(彼に目をつけておいてください。)
■ Could you keep an eye on my bag for me?
(鞄を見ておいて[=鞄に目をつけておいて]もらえませんか?)
補足
日本語のネガティブな意味での「目をつける」「目をつけられる」に当てはまる英単語はありませんが、強いて言うなら「mark」が最も近いです。
例えば「上司に目をつけられている気がする」と言いたいのであれば「I feel like I am marked by my boss」で何とか通じるでしょう。
もう少し度合いがひどい場合は、いっそのこと「bully(イジメる)」という単語を使うのもありだと思います。
「目とつける」の直訳の「keep an /~’s eye on」ですが、これはどちらかというと注意深く見ておくというニュアンスの方が強いです。
海外のスターバックスのようなカフェに長時間いると「Could you keep an eye on my bag for a while(ちょっと鞄を見といてもらえない)?」と話しかけられることもあります。
今回紹介した「目をつける」「目をつけられる」とはニュアンスは若干違いますが、覚えておくとよいフレーズです。
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