日本では地震、台風、噴火など様々な自然災害が毎年起こります。その中でも比較的多いのは「台風」ではないでしょかうか。
「台風」は熱帯低気圧のひとつです。通常、海水の温度が上昇すると水蒸気ができます。それが雲となって発生する低気圧が熱帯低気圧。そして、その熱帯低気圧の最大風速が秒速17.2m以上になると「台風」と呼ばれます。
もちろん日本以外でも「台風」は起こります。また「台風」は英語でも「typhoon(タイフーン)」と呼ばれている事を知っている人も少なくないでしょう。しかし、実は「台風」は英語では様々な呼ばれ方がされていて、なかなか複雑です。
英語では「台風」はどのように表現されているのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ typhoon:台風、タイフーン(北西太平洋)
■ hurricane:ハリケーン(北大西洋/東北太平洋)
■ cyclone:サイクロン(インド洋/南太平洋)
■ season’s third typhoon /typhoon No.3:台風3号
■ big/heavy typhoon:大型台風
■ super typhoon:超大型台風
こんな言い方ができます
■ A typhoon is approaching to Japan.
(台風が日本に接近しています。)
■ The island was devastated by a hurricane.
(この島はハリケーンによって荒らされました。)
■ The cyclone hit the town last week.
(先週サイクロンが町に接近しました。)
■ Last night, The typhoon No.21 hit Japan last night.
(昨晩、台風21号が日本を襲いました。)
■ A heavy typhoon is coming in no time.
(間もなく大型台風がやってきます。)
■ A:Which do you like big tyhoon or super tyhoon? B:I hate both of them.
(A:大型台風と超大型台風どちらが好きですか? B:どちらも嫌いです。)
補足
「台風」は様々な言い方があり、場所によって表現のされ方が異なります。日本で起こる熱帯低気圧(秒速17.2m以上)は北西太平洋で発生したものなので「typhoon(台風、タイフーン)と呼ばれます。
同じ熱帯低気圧でも、北大西洋や東北太平洋で発生したものは「hurricane(ハリケーン)」、インド洋や南太平洋で発生したものは「cyclone(サイクロン)」と呼ばれます。
台風〇号と言いたいときは、そのまま「typhoon No.〇」と表現できます。しかし、日本では一年の単位で発生した台風に番号をふっていくので、「season’s 〇 typhoon(台風〇号)」という表現も可能です。
「大型台風」「超大型台風」は「big/heavy」「super」を例に挙げましたが、似たような「大きい」「巨大な」「超」という英単語でも代替可能です。
たまに起こる自然災害に対して使われる用語なので、日常的に使用する表現でもないですが、知識として知っておくとよいでしょう。
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