誰かと激しく喧嘩していると、思わず「馬鹿(バカ)」「阿呆(アホ)」などと言ってしまいたくなる時がありますよね。
言わずもがな「馬鹿」「阿呆」は、相手が愚かである、知能が欠けている、社会の常識がない、という事を表現する形容詞です。一般的に関東では「馬鹿」が使われ、関西では「阿呆」が使われています。
関西人にとって「阿呆(アホ)」は、時には誉め言葉になるとも言われていますが、人によるでしょう。
このような悪い言葉は。日本語よりも英語の方がバリエーションに富んでいます。英語で「馬鹿」「阿呆」は、どのような言い方できるのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
オンライン辞書で検索すると分かりますが、「馬鹿」「阿呆」は数えきれないほどの英単語があります。今回はよく使われている「馬鹿」「阿呆」のみを取り上げます。
■ stupid: (相手を見下すような)馬鹿、阿呆
■ fool:(半分冗談で茶化すような)阿呆、愚か者、間抜け、能なし
■ silly:(お馬鹿さんのような軽い意味の)馬鹿げた
■ idiot:(相手を罵倒するときの)馬鹿、阿呆、間抜け
■ dumb:(のろま野郎と言う意味の)馬鹿、愚か者、あほ、間抜け
こんな言い方ができます
それぞれのニュアンスに沿って、例文を考えてみると、このようになりました。
■ Please don’t say a stupid thing to me.
(俺に馬鹿なことを言うんじゃない。)
■ You are a fool and a coward but everyone likes you.
(馬鹿で間抜けだけど皆お前のことが好きなんだ。)
■ A:Should I Invest in Bitcoin? B:Don’t be silly.
(A:ビットコインに投資すべきかな?B:阿呆なこと言うとんちゃう。)
■ Do you think the new prime minister is an idiot?
(新しい総理大臣は馬鹿だと思いますか?)
■ It was a dumb decision to buy life insurance.
(生命保険を買うなんて阿呆なことした。)
補足
相手を罵るような意味での「馬鹿」「阿呆」であるという点において「stupid」「idiot」は似ています。一方そこまで攻撃的なニュアンスがない「馬鹿」「阿呆」として使えるのは「fool」「silly」です。
「dumb」は、これら4つの表現と比べると、そこまで頻繁には使われません。「stupid」「idiot」より少しオブラートに包んだ「馬鹿」「阿呆」と考えるとよいでしょう。
ちなみに「私(僕)の馬鹿」と言いたいときは「How stupid of me」「How stupid I am」と言った表現が可能です。
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