その場しのぎで知識や教養を身につけたりすることを意味する「付け焼き刃」。海外旅行や試験前に付け焼刃の英語力で臨んだり、就職活動のために付け焼刃で様々な資格取得を試みた人も少なくはないのではないでしょうか。
どちらかというと「付け焼き刃」の知識や実力が功を奏し、良い結果を得られたときによく使われるフレーズですが、どちらかというと「取って付けた」「その場しのぎの」知識や実力を指し示すときに使われるため、「付け焼き刃」な知識や実力を使わないように何事もにも備えたいものです。
そんな「付け焼き刃」は英語では何と表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ Borrowed:付け焼き刃の、借り物の
■ Fake:付け焼き刃の、偽りの
■ Hastily acquired:付け焼き刃の、にわか仕込みの
■ On the surface:付け焼き刃、うわべだけの
こんな言い方ができます
■ Borrowed wisdom will come off soon.
(付け焼き刃の教養はすぐにバレてしまいます。)
■ You should study hard for the exam. Borrowed knowledge wouldn’t help you.
(テストのために一生懸命勉強するべきです。付け焼き刃の知識は役に立ちません。)
■ He relies on his fake knowledge at work.
(彼は職場で付け焼き刃の知識に頼って仕事しています。)
■ She is planning to go to Australia soon but could not have enough time to study English. She is worried about her fake ability of English.
(彼はまもなくオーストラリアに行く予定ですが、英語を十分に勉強する時間がありませんでした。付け焼き刃の英語力に不安を感じています。)
■ His experience is hastily acquired and good enough for this job.
(彼の経験は付け焼き刃でこの仕事を行うに十分ではありません。)
■ My qualification was hastily acquired and the interviews found it out straight away at the job interview.
(私の資格は付け焼き刃で、面接において面接官はそれをすぐに見抜きました。)
■ What he talks about is always on the surface and I can’t trust him.
(彼の話すことはいつも付け焼き刃で信頼できません。)
■ I couldn’t get the job as my knowleage are on the surface and weren’t good enough for the job.
(私の知識は付け焼き刃でその仕事を得ることができませんでした。)
補足
英語では、「付け焼き刃」のことを「借り物」や「偽り」、また「うわべだけの」などに相当する単語やフレーズを使って表現をします。
また上記の表現のほか、「〜のふりをする」の意味をもつ「pretend」なども使うことが可能です。
しかしできるだけ「付け焼き刃」な知識や教養に頼らず、何事にも入念な努力や備えをもって臨みたいものですね!
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