試験勉強が大変なとき、また仕事で締め切りに追われているときなど、今抱えていることを全うしなければいけない、諦めてはいけないことはわかっていても、どさくさに紛れて逃げ出したくなることありませんか?
また子どもの頃、悪いとわかっていてもどさくさに紛れてつまみ食いをしたりしてお母さんに怒られた経験をしたことは誰にでもあるのではないでしょうか?
そんな「どさくさに紛れて」は「混乱している状態に便乗して、または機を逃さず悪乗りすること」という意味ですが、英語ではどのように表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ Take advantage of the mess:どさくさに紛れて
■ Take advantage of the confusion:どさくさに紛れて
■ In the mess:どさくさに
こんな言い方をします
■ The bus was packed but I was able to find the seat in the mess.
(バスは満員でしたが、どさくさに紛れて席を見つけることができました。)
■ I managed to get the stuff I needed in the mess.
(どさくさに紛れて何とか必要だったものを手に入れることができました。)
■ She needed to queue to get the ticket but the station was so busy. She took advantage of the mess and managed to get it without queuing.
(彼女は切符を買うために並ばなければいけませんでしたが、駅が混んでおり、どさくさに紛れて並ばずに切符を買いました。)
■ People took advantage of the mess and stole the food from shops after the big earthquake.
(大地震の後、人々はどさくさに紛れてお店から食料品を盗み出しました。)
■ I skipped the exam, taking advantage of the confusion after the big event in my school.
(学校行事の後のどさくに紛れて、私は試験を受けませんでした。)
■ The kids took advantage of the confusion and went to the party that the parents didn’t allow them to go.
(子どもたちはどさくさに紛れて親たちが許可しなかったパーティーに行ってしまいました。)
補足
「どさくさに紛れて」は、英語では「混乱に乗じて」という意味合いの表現が用いられます。
そして「混乱」を意味する「mess」は名詞としての他、「めちゃくちゃにする」という意味の動詞としても用いられます。
ふざけ回る子どもに対して親が「Don’t mess around, taking advantage of the mess!(どさくさに紛れてふざけ回らないように!)」と言うフレーズもよく聞かれます。
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