人生は思いどおりにいかないことの連続です。夢と現実のはざまで迷ったり、どちらを選んでも誰かががっかりする選択を迫られたりして、心の中で「葛藤する」場面は少なくありません。
葛藤はつらいものですが、そのぶん人を成長させてくれることもあります。
そんな「葛藤する」「葛藤」は、英語ではどのように表現するのでしょうか。

こんな単語や表現を使います
■ feel conflicted (about ~):(~について)葛藤する、気持ちが揺れる
■ be torn between A and B:AとBの間で葛藤する、板挟みになる
■ struggle with ~:~に悩む、~と格闘する
■ inner conflict / internal conflict:心の葛藤、内面の葛藤
■ have mixed feelings (about ~):(~について)複雑な気持ちだ
■ be of two minds (about ~):(~について)決めかねている(英国では be in two minds)
■ have a hard time (doing) ~:~するのに苦労する
こんな言い方をします
■ I’m torn between following my dream and getting a stable job.
(夢を追うか安定した仕事に就くかで葛藤している。)
■ She seems torn between her mother’s wishes and her own.
(彼女はお母さんの希望と自分の希望の間で板挟みになっているようだ。)
■ I feel conflicted about leaving my hometown.
(地元を離れることに葛藤しているんだ。)
■ Feeling conflicted is hard, but it often helps you grow.
(葛藤するのはつらいけど、それで成長できることも多いよ。)
■ He’s been struggling with whether to quit his job.
(彼は仕事を辞めるかどうかでずっと葛藤している。)
■ The novel shows the hero’s inner conflict very well.
(その小説は主人公の心の葛藤をよく描いている。)
■ I have mixed feelings about my sister moving abroad.
(妹が海外に引っ越すことには複雑な気持ちだ。)
■ My son had a hard time choosing a chocolate because I said he could only have one.
(チョコは1個だけと言ったので、息子はどれにするかずいぶん迷っていた。)
補足
「葛藤する」をいちばん自然に言えるのは feel conflicted です。I feel conflicted about ~ の形で「~について気持ちが揺れている、葛藤している」という意味になります。I’m conflicted. と be動詞で言うこともできます。
「AとBの間で葛藤する」「板挟みになる」と、2つの選択肢の間で揺れていることを言いたいときは be torn between A and B が定番です。between を conflicted と組み合わせるより、torn を使うほうがずっと自然です。
struggle with ~ は「~に悩む、苦労する」という幅広い意味で、決断に限らず問題や感情と格闘している状態を表せます。have a hard time は「苦労する」という意味なので、後ろには to 不定詞ではなく -ing 形が来る点に注意しましょう(have a hard time choosing)。
名詞の「葛藤」は inner conflict や internal conflict と言います。conflict だけだと「対立、紛争」の意味に取られやすいので、心の中の葛藤であることをはっきりさせたいときは inner をつけると誤解がありません。
have mixed feelings や be of two minds(英国では be in two minds)は、「うれしいけど寂しい」「やりたいけど不安」のように気持ちが割れている状態を表す、日常会話でよく使う言い方です。


