人間は弱い生き物です。本人に自信がなかったり、不満があったり、充実していない人は、自分より弱い立場のものを無理やり造り、精神的に苦しめ自己満足する、一般的にはそれは「差別」いわれます。
日本国憲法第14条には「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とあります。しかし、日本国民の全員がこの条文を守れていると言うわけではありません。
また、世の中には「人種差別」「宗教差別」「男女差別」など意外にも、様々な差別がありますよね。それは決して日本だけではありません。
いろいろな「差別」は英語ではどう表現すればよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ racism:人種差別
■ racial discrimination:人種差別
■ race discrimination:人種差別
■ sexism:性差別(主に女性に対する)
■ gender discrimination:男女差別、性差別
■ sex/sexual discrimination:男女差別、性差別
■ female discrimination:女性差別
■ male discrimination:男性差別
■ religious discrimination:宗教差別
こんな言い方ができます
■ The issue of racism is not solved yet.
(人種差別問題はいまだに解決されていない。)
■ We have fought against racial discrimination.
(我々はは人種差別と戦った。)
■ I hope that race discrimination remains a thing of the past.
(人種差別は今は存在しないと願いたい。)
■ Do you seriously believe that sexism is dead?
(性差別がなくなったと本当に信じているのか?)
■ Let’s fight against gender discrimination.
(性差別を戦おう。)
■ Many men think that women-only car is a kind of gender discrimination.
(多くの男性は女性専用車両は男女差別の一種だと考えている。)
■Men believe there is no female discrimination.
(日本では女性差別は存在しないと信じている。)
■Women believe there is no male discrimination.
(日本では男性差別は存在しないと信じている。)
■We have to enforce the abolition of religious discrimination.
(我々は宗教差別の撤廃を施行しなければならない。)
補足
「discrimination(差別)」は名詞ですが、不可算名詞なので、通常は冠詞「a」をつけたり、「discriminations」としたりするのは誤りです。
上に挙げた意外にも、男女差別は「discrimination between men and women」「gender segregation」など様々な言い回しがありますが、一般的ではないので割愛しています。
覚え易く最も伝わり易い言い回しは、それぞれ「racism(人種差別)」「sexual discrimination(男女差別)」「religious discrimination(宗教差別)」でしょう。また「差別主義者」という意味の「racist」という単語も意外によく使います。
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