会社をクビになったとき、就職に失敗したとき、受験に失敗したとき、恋人にフラれたとき。財布を落としたとき、スマートフォンが壊れたとき。などなど、人生には自暴自棄になってしまいそうな時が沢山あります。
そんな時はついつい「どうでもいい」と言いたくなってしまいますよね。よほど文武両道、容姿端麗、お金持ちな家庭で生まれた場合は、こういった挫折経験はないかもしれませんが、そうでもなければ、誰もが行った事があるだろうフレーズ「どうでもいい」。
「どうでもいい」は英語ではどう表現したら良いのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ whatever:どうでもいい、何でもいい
■ it doesn’t matter:構わない
■ don’t care:気にしない
■ who cares:誰が気にするのか
■ care less:知ったことか、どうでもいい、知ったこっちゃない
※「care less」を使った表現は様々あるのですが、下記の表現はいずれも「どうでもいい」「構わない」「知ったこっちゃない」という同じ意味になります
・I can care less:気にしないことができる→どうでもいい
・I can’t care less:これ以上無関心ではいられない→どうでもいい
・I could care less:気にしないことができる→どうでもいい
・I couldn’t care less:これ以上無関心ではいられない→どうでもいい
厳密に言えば文法的には否定形の方が正しいのですが、アメリカやカナダでは「can care less」「could care less」という表現が口語では使われるのが一般的です。イギリスでは「can’t care less」「couldn’t care less」が使われます。
こんな言い方ができます
■ A: It’s true. You know? B:Whatever.
(A:それ本当だよ。分かってる?B:どうでもいいよ。)
■ A:Do you know Sasaki got married? B:It doesn’t matter.
(A:佐々木希が結婚したって知ってる?B:どうでもいい。)
■ A:Have you heard that Yoshiba has been having an affair? B:I don’t care.
(A:與芝が不倫してるって聞いた? B:どうでもいい。)
■ A:Oh my gosh! Yucheon has got married. B:Who cares?
(A:なんてこと!ユチョンが結婚しちゃった。B:どうでもいいよ。)
■ I can care less about your income.
(君の収入なんてどうでもいい。)
■ I can’t care less about your partner.
(あなたのパートナーなんてどうでもいい。)
■ There are too many things that we could care less in this world.
(この世はどうでもいいことだらけだ。)
■ Please do not say that you couldn’t care less.
(どうでもいいなんて言わないで。)
補足
意外に沢山あるどうでも良いよいう表現ですが、誰かに何かを告げられて「どうでもいいよ」と返事する時に使うフレーズとして、最も便利なのは「whatever」です。
「どうでもよい」は気にするという意味の「care」を使った表現が多いです。特に「care less」が使われている4つの表現は何れも同じ意味ですが、「could care less」と「couldn’t care less」のどちらが正しいかは、未だに議論がなされています。日本語の「全然、大丈夫(←文法的に正しい?)」みたいなものですね。
こういう場合は文法を深く考えすぎるよりも覚えてしまう方が楽です。北米では「can care less」「could care less」、イギリスでは「can’t care less」「couldn’t care less」。使い分けが難しい、面倒くさいと思うのなら「I don’t care at all」でも問題ないでしょう。
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