英語を勉強しても、所詮(しょせん)話せるようにはならない。英語なんて、所詮(しょせん)一部の人だけに必要なたしなみ。
こんな風に我々はふだん何気なく「所詮(しょせん)」という表現を使いますが、その意味をはっきりと理解していますでしょうか。 「所詮(しょせん)」とは否定的なニュアンスのある「結局(けっきょく)」のような意味になります。
そんな「所詮(しょせん)」は英語ではどう表現したらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ after all:所詮、どっちみち、どのみち
■ practically/basically impossible:基本的に不可能である
■ that is the way ~ (→慣用句)
こんな言い方ができます
■ After all English is just a tool to communicate.
(しょせん英語はコミュニケーションのツールに過ぎない。)
■ A human being is one kind of animal after all.
(しょせん人類は動物の一種に過ぎない。)
■ After all, Ted is a bear.
(しょせん、テッドは熊だ。)
■ Tom told me that he would get up at 7 o’clock but it was practically impossible.
(トムは朝7時におきると言ったが所詮むりな話だった。)
■ I tried to persuade her but it was basically impossible.
(彼女に説得を試みたが所詮むりな話だった。)
■That’s the way of the world.
■That’s the way the ball bounces.
■That’s the way the mop flops.
■That’s the way the cookie crumbles.
(所詮世の中なんてそんなもんさ。)
補足
「所詮」に該当する英単語ありません。強いて言うなら「After all」になりますが、表現したい内容が「不可能」のニュアンスがあるときは「practically impossible」「basically impossible」などを使う必要があります。
「所詮世の中なんてそんなもんさ」の例文については慣用句なので、文章をそのまま覚えてしまいましょう。「That’s the way of the world.」が最もとっつき易く、覚え易いです。
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