学校や職場、ご近所づきあいなど、人間関係からストレスを感じる場面は誰にでもありますよね。気の合う人もいれば、どうしても合わない人もいます。
関西では、そんなときに「しばくぞ!」と口にすることがあります。本気の脅しというより、ツッコミや軽い冗談として使われることも多い言葉です。
そんな「しばく」「しばくぞ」は、英語ではどのように表現するのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ smack:(平手などで)ひっぱたく、しばく
■ beat ~ up:~をボコボコにする、たたきのめす
■ hit:殴る、たたく(いちばん一般的な語)
■ I’ll smack you!:しばくぞ!(軽い冗談にも使える)
■ I’m gonna beat you up!:ボコボコにするぞ!(かなり強い脅し)
■ You want a piece of me?:やんのか?、かかってこいよ(けんか腰)
■ grab a coffee / grab some tea:お茶する、お茶しばく
こんな言い方ができます
■ Say that one more time and I’ll smack you!
(もう一回言うてみ、しばくぞ!)
■ Stop eating my snacks, or I’ll smack you!
(私のおやつ食べるのやめて、しばくよ!)
■ If you do that again, I’m gonna beat you up!
(またそんなことしたら、しばくぞ!)
■ He got beaten up by some guys outside the bar.
(彼はバーの外で何人かの男にしばかれた。)
■ The bully beat him up after school.
(いじめっ子が放課後に彼をしばいた。)
■ What did you say? You want a piece of me?
(なんやて?しばかれたいんか?)
■ Let’s grab a coffee after work.
(仕事終わったらお茶しばこ。)
補足
「しばく」は関西弁で「たたく・殴る」という意味です。英語では、平手でパシッとたたくイメージなら smack、ボコボコにするなら beat ~ up、一般的に殴るなら hit を使います。
日本語の「しばくぞ!」は冗談やツッコミとして軽く使われることも多いですが、英語の I’m gonna beat you up! はかなり本気の脅しに聞こえます。親しい相手に冗談で言うなら I’ll smack you! のほうが近い感覚です。それでも相手や場面によっては冗談と受け取られないこともあるので注意しましょう。
beat ~ up は、目的語が him や you などの代名詞のときは必ず beat him up のように間にはさみます。名詞のときは beat up the guy、beat the guy up のどちらの語順も使えます。「しばかれる」は get beaten up / be beaten up です。
なお、「しばくぞ」をFで始まる罵り言葉などで訳している例を見かけることがありますが、意味もニュアンスも違ううえ、非常に下品で相手を強く侮辱する表現です。学習者は使わないのが無難です。
また、関西では「お茶しばく」で「お茶する」という意味にもなります。こちらは暴力とは関係なく、英語では grab a coffee や get some tea と言えば十分です。


