「ラリる」とは、酒や薬物に酔って、ろれつが回らなくなったり、言動がおかしくなったりすることを指す言葉です。何を言っているのかわからず、話し声が「ラリルレロ」と聞こえることから生まれたといわれています。
1960〜70年代のシンナー遊びの流行とともに広まった言葉で、今ではやや古い言い方です。最近は「徹夜明けでラリってる」「テンション高すぎてラリってる」のように、薬物とは関係のない冗談として使われることも増えています。
そんな「ラリる」「ラリってる」は、英語ではどのように表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ high:(薬物などで)ハイになった ※最も一般的
■ out of it:ぼーっとして正気じゃない、意識がはっきりしない
■ slur (one’s words):ろれつが回らない
■ intoxicated:(酒・薬物で)酔った、酩酊した ※かための表現
■ stoned:(主にマリファナで)ハイになった
■ wasted / messed up:(酒や薬で)ぐでんぐでんになった
■ tripping:(幻覚剤で)トリップしている、言動がおかしい
■ loopy:(寝不足・薬の副作用などで)ふわふわしておかしい
■ slap-happy:(疲れすぎて)妙にハイになった
こんな言い方ができます
■ He was so high he couldn’t even stand up.
(彼はラリってて、立つこともできなかった。)
■ She was slurring her words after just two drinks.
(彼女、2杯飲んだだけでろれつが回ってなかった。)
■ You’re totally out of it. Go home and get some sleep.
(完全にラリってるね。家に帰って寝なよ。)
■ He was clearly intoxicated when the police stopped him.
(警察に止められたとき、彼は明らかに酩酊状態だった。)
■ Dude, are you tripping? That’s not what I said at all.
(おい、ラリってんの? そんなこと一言も言ってないって。)
■ I pulled an all-nighter and now I’m super loopy.
(徹夜したから、今めっちゃラリってる。)
■ We were so tired we got slap-happy and laughed at everything.
(疲れすぎてラリってきて、何でも笑えてきた。)
■ The painkillers made me loopy, so don’t take anything I said seriously.
(痛み止めでラリってたから、言ったことは真に受けないで。)
補足
英語で「ラリる」を表す言い方はたくさんありますが、場面によって使い分けが必要です。
本当に薬物の話をするときは「high」が一番よく使われます。マリファナなら「stoned」、幻覚剤なら「tripping」と、何を使ったかで言葉が変わります。ニュースや公的な場面では「intoxicated」や「under the influence(影響下にある)」が使われます。
ろれつが回らない様子そのものを言いたいときは「slur one’s words」がぴったりです。お酒に酔ったときにもよく使います。
一方、寝不足や疲れで「ラリってる」と冗談で言いたいときは「loopy」「slap-happy」が自然です。「high」や「stoned」を冗談で使うと、本当に薬物を使ったと受け取られることがあるので、職場など相手を選ぶ場面では避けましょう。
ちなみに「ラリる」は日本語の擬音から生まれた言葉なので、英語に同じ音の言葉はありません。状態に合わせて「high」「out of it」「loopy」などを選びましょう。


