「右から左へ受け流す」と言えば、一昔前のお笑い芸人であるムーディー勝山さんをイメージする人もいるかもしれません。「受け流す」とは、軽くはぐらかこと、適当にあしらうこと等を意味します。
たとえば複数人で話の最中に話題が入り乱れる中、あなたが一人に質問を振ったとします。しかし、その人はあなたの質問にだけ「さあ、どうだか」とだけ適当に返して、他の人の質問には真面目に答える。そのような時に「受け流してんじゃねえよ」なんて返事することができます。
このような「受け流す」という表現は、英語ではどのような言い方が可能なのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ brush off:払いのける、拒否する、無視する、
■ parry:受け流す、かわす、そらす
■ ward off:かわす、受け流す、回避する
■ turn aside:脇へよける、受け流す
■ took ~ in stride:ほどほどに済ませる、穏便に済ませる
こんな言い方ができます
■ Prime minister Abe brushed off Kake Gakuen scandal.
(安倍首相は加計学園の不祥事を受け流した。)
■ John parried a blow to his head.
(ジョンは頭への攻撃を受け流した。)
■ Japanese politicians are good at warding off criticism.
(日本の政治家は批判を受け流すのが上手い。)
■ Mary turned aside the questions she didn’t want to answer.
(メアリーは答えたくない質問を受け流した。)
■ It is that politician’s job to took criticism in stride.
(批判を受け流すのは政治家の仕事だ。)
補足
「受け流す」は基本的に「避ける」「避ける」という意味の表現が使われます。今回紹介した用法なら何れもすんなり伝わりますが「brush off(払いのける)」「turn aside(脇におく)」が使う側としてはイメージしやすいでしょう。
「私の質問を受け流さないで」と言いたい場合は「Please don’t brush off my question」「Please turn aside my question」という表現が可能です。簡単な例文から覚えていくのがよいでしょう。
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