人は学業や仕事などの忍耐力の伴う活動は、ついつい甘えてずる休みしてしまいたくなるもの。怠けたりずる休みするとき、私たちは学生の頃から当たり前のように「サボる」という表現を使います。
実はこの「サボる」はフランス語の木靴を意味する「sabot」が語源となっています。かつてフランスで労働に関する争議の際に、工場労働者が木靴(sabot)で生産するための機械を破壊して抗議。そこから「sabotage(サボタージュ)」が仕事を怠けるという意味になりました。
そのため「sabotage(サボタージュ)」自体も横文字でフランス語由来の英単語としても使われているのですが、少し伝わりにくい場合もあるでしょう。「サボる」をすっきり英語で伝えるためには、どのような表現が可能なのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ skip:サボる、ずる休みする
■ escape:避ける、免れる
■ ditch:サボる、ずる休みする
■ blow it off:授業をサボる
■ slack off:怠ける、怠る、サボる
■ cut:欠席する、サボる
■ wag off:サボる、ずる休みする
■ goof off:サボる、怠ける
■ play hooky:ずる休みする
■ bunk off:サボる、欠席する、ずらかる
こんな言い方ができます
■ Let’s skip a class and go on a date.
(授業サボってデートしようよ。)
■ Don’t not escape from the class tomorrow.
(明日は授業をサボるんじゃない。)
■ Why don’t you ditch school today?
(今日学校をサボるのはどうだい?)
■ I blew off work and went to a night club.
(仕事をサボってナイトクラブに行った。)
■ She always slacks off in the class.
(彼女は授業中いつもサボっている。)
■ Everyone cut class today.
(今日はみんな授業をサボった。)
■ I had nothing to do but wag off at work.
(仕事をサボらざるを得なかった。)
■ My colleagues always goof off on the internet.
(私の同僚はいつもネットしてサボっています。)
■ Don’t play hooky from school today.
(今日は学校サボるんじゃないぞ。)
■ If you bunk off from work, your boss might be upset.
(仕事をサボったら、あなたの上司は怒るかもしれない。)
補足
「サボる」は非常に沢山の英語表現があります。紹介した表現もあくまで一部です。そのほとんどがアメリカ英語のスラングです。特殊なアメリカ英語ばかり使うと伝わらない場合もあるので、「サボる」は馴染みのある表現を使った法がよいでしょう。
「skip」はそのまま「work」「class」などの目的語をとれます。「escape」だけは「from work」「from class」をつけて使うほうが自然です。その際「work」「class」などに「a」「the」などをつけなくても文法的にはOKです。
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