景気が回復しているとは聞くけど、なかなか実感できない昨今の日本経済。高度経済成長後にバブルがはじけ、ネット上でも現実世界でも良く目にするようになった言葉の一つに「無職」があります。その名の通り、職がない人のことを意味しますよね。
最近はあまり使われなくなりましたが無職と同義の表現に「ルンペン」があります。「ルンペン」はボロ服、布切れ、浮浪者といったドイツ語「Lumpen」が語源となっている語ですが、英語では通じません。
もともと「無職」はネガティブなイメージな単語ですが、昨今ネット上で話題になっている凄腕ライターのヨッピーさんは自身のことを「プロの無職」と表現しています。
このようなネガティブなイメージとポジティブなイメージがおり混ざった「無職」という不思議なワード。英語ではどのように表現したらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ out of work:失業中の、無職の
■ unemployed:失業状態の
■ jobless:失業者、仕事のない、失業の
■ between jobs:失業中で
こんな言い方ができます
■ It’s becoming the latest trend to marry the person who is out of work.
(無職と結婚するのが流行りつつある。)
■ It seems like you want to be out of work.
(君はどうやら無職になりたいようだな。)
■ He has been unemployed for a long time.
(彼は長いあいだ無職だ。)
■ My wife became unemployed and I started to work.
(妻が無職になってぼくが働き始めた。)
■ I want to be a professional jobless in the future.
(将来ぼくはプロの無職になりたい。)
■ My husband become a jobless and I started to work.
(夫が無職になって私が働き始めた。)
■ My girlfriend is between jobs.
(ぼくの彼女は無職だ。)
■ I didn’t know that you are between jobs.
(君が無職だとは知らなかったよ。)
補足
「無職」の英語での表現は日本語よりも沢山あります。良く耳にする表現は「out of work」「unemployed」ですが、日本語の「無職」のニュアンスに最も近そうなのは「jobless」です。
「between jobs」は、この表現からイメージできるように、仕事と仕事の合間の期間。一時的に仕事をしていない休職中を意味します。他にも「disemployment」「inoccupation」といった表現もあるのですが、それほど使われているわけでもないので実用的ではないです。
「無職」は「out of work」「unemployed」「jobless」辺りを使うとよいでしょう。ちなみに「プロの無職」は英語では「a professional jobless」と表現できます。
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