労働者が性別で差別されることなく働く女性も尊重される。日本政府は男女雇用機会均等法により、そのような環境整備するよう政府に呼びかけてきました。
しかし妊婦候補となる若い女性は採用を敬遠されたり、女性管理職の割合も少ないのが今の日本の現状です。日本で働く女性は希望する企業に採用されたり、管理職の地位に就くことができたとしても、妊娠や出産をきっかけに精神的な嫌がらせを受けたりすることもあります。
先日ネットでこのようなマタハラに関する記事が話題となっていました。
このように職場や団体で働く女性が、妊娠が理由で嫌がらせを受けたり解雇されたりする事はマタニティー・ハラスメント、略して「マタハラ」と呼ばれています。「マタハラ」と似たような造語にセクシャル・ハラスメントの略の「セクハラ」、パワー・ハラスメントの略の「パワハラ」があります。
実は「セクハラ」も「パワハラ」も英語ではそれぞれ「sexual harassment」「power harassment」で通じますが、「マタハラ」だけは「maternity harassment」ではすんなり通じません。
それでは「マタハラ」は英語ではどう表現したらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ pregnancy discrimination:妊婦差別、マタハラ
こんな言い方ができます
■ Pregnancy discrimination may be illegal but it’s happening in Japan.
(マタハラは違法かもしれないけど日本では起こっている。
■ In Japan there are many women who suffer from Pregnancy discrimination.
(日本にはマタハラを受けている女性が沢山いる。)
■ If any pregnancy discrimination has occurred, you can ask for the help the lawyers.
(もしマタハラが起こったら、弁護士に助けを求めることができます。)
補足
「マタハラ」は英語では「pregnancy Discrimination」と表現されます。これだけだと、妊娠している人だけに対する差別のように思えますが、妊娠・出産に関する体調に関する差別も含んでいます。
それでは「pregnancy discrimination」の以外の表現は使われていなくて「maternity harassment」という表現は全く使われていないのか。
実際は英文メディアでも「maternity harassment」が使われている例が複数あります。
しかし「maternity harassment」は、特に日本だけの「rpegnancy discrimination」という位置づけで使われることが多いす。
客観的に「マタハラ」と言いたい場合は「rpegnancy discrimination」を使った方がよいでしょう。
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