みなさんは教育困難校に通ったり、そういった学校の話を聞いたことがありますか。先日から東洋経済オンラインで教育困難大学に関する記事が話題になっています。
教育困難校とは児童・生徒の授業態度が著しく悪かったり、学力が低いために、通常の教育を施すことが困難な学校のこと。しかし記事中で話題になっているのは教育困難大学です。
日本では、義務教育である小学校、中学校、9割以上が進学する高校などの1部が教育困難校であることが一般的ですが、記事中に話題になっているのは大学です。企業や団体に雇用されて働くからには大卒の学位がないと生きていくことが難しい。そういった日本の現状を反映している現象に思えます。
さすがに海外では教育困難大学があるという話は余り聞いたことはないですが、教育困難校は存在します。「教育困難校」は英語ではどう表現したらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ school with educational difficulties:教育困難校
■ elementary school with educational difficulties:教育困難小学校
■ junior high school with educational difficulties:教育困難中学校
■ high school with educational difficulties:教育困難高校
■ university with educational difficulties:教育困難大学
こんな言い方ができます
■ My high school is the one of the schools with educational difficulties.
(私の高校は教育困難校のひとつです。)
■ Have you visited the elementary school with educational difficulties?
(その教育困難小学校を訪れたことがありますか。)
■ I studied at the school at a junior high school with educational difficulties in Japan.
(私は日本の教育困難中学校で勉強しました。)
■ There were no windows in the classroom at the high school with educational difficulties.
(その教育困難高校には窓ガラスがありませんでした。)
■ I don’t want to enter universities with educational difficulties.
(教育困難大学には入学したくありません。)
補足
英語では「教育困難校」に該当する単語はないので、英語では「school with educational difficulties」と表現するしかないです。
一般的な「教育困難校」に関する問題を取り上げる場合は「schools with educational difficulties」のように複数形にする。特定の「教育困難校」を取り上げる場合は「the school with educational difficulties」とすると良いでしょう。
名詞のなので例外を除き、冠詞「a」「the」をつけるか複数形にする点に注意すれば、意外と簡単に使える表現です。特に「教育困難大学」は日本社会を説明する時に使える便利な表現なので、是非覚えて使ってみてください。
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