生きていると必ず勝負に出ないといけない時があります。たとえば学業、就職、恋愛、結婚など。相手や何かと勝負に出るときは、攻めたり守ったりする必要がありますよね。
そんな時に使える便利でファッショナブルな表現に「ゴリゴリ」があります。たとえばプロサッカーのナレーターが「〇〇選手ゴリゴリ攻めています」。高校受験や大学受験のために必死に勉強した場合でも「ゴリゴリ勉強した」という表現できます。
ゴリゴリとは一般的に物が固い様子を表す形容動詞です。しかし上のような例の場合は、何かを強引に、本格的に、徹底的に行う様子を表す副詞の意味となります。
このように「ゴリゴリ」と英語で言いたい場合、どのような表現が可能なのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ persistently:しつこく、頑固に、むきになって
■ aggressively:積極的に、攻撃的に
■ have a hard time:悪戦苦闘する、必死に~する
こんな言い方ができます
■ My boss persistently invites me for dinner and I feel so scared.
(上司がゴリゴリ晩御飯に誘ってくるので怖いです。)
■ She persistently tries to seduce me.
(彼女がゴリゴリ誘惑してきます。)
■ That guy aggressively approached me in the train.
(あの男が電車内でゴリゴリ近づいてきました。)
■ She aggressively removed the guy from the train,
(彼女は車内から男性をゴリゴリ引きずり下ろした。)
■ I had a hard time to study English when I was in high school.
(高校のとき英語をゴリゴリ勉強した。)
■ Many people have a hard time to study to get scholarship.
(多くの人は奨学金を勝ち取るためにゴリゴリ勉強する。)
補足
「ゴリゴリ」のニュアンスとイコールになる英語表現はありません。しかし「persistently(しつこく)」と「try to(~しようとする)」を組み合わせれば、最も「ゴリゴリ」に近い意味になります。
場合と状況にもよりますが、積極的にという意味の「aggressively」という表現も使えます。ゴリゴリ仕事する、ゴリゴリ勉強する。こんな風に必死さを表現したい場合は「have a hard time」を使うとそのニュアンスがうまく伝えられます。
「ゴリゴリ(副詞)」は、英語では場合によって言い回しを使いわける必要がある、なかなか難しい表現と言えます。3つの表現を覚えて使いこなせるようにしましょう。
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