亭主関白な家庭を理想にあげる人は多いけれど、実際は奥さんが主導権を握っていてお尻に敷かれている男性が多いのではないでしょうか?
友人や会社の仲間たちにそんな状態を愚痴にするときによく使われるフレーズに「かかあ天下」があります。
世界的にも「かかあ天下」な家庭は多く、レディーファーストなイメージの強い英語圏でも、レディーファーストを逆手にとったも言える「かかあ天下」の家庭が多いのが実情です。
世界中に蔓延する「かかあ天下」、英語ではどのように表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ wear the pants / trousers:かかあ天下
■ bossy:かかあ天下
■ the boss in the family:かかあ天下
こんな言い方ができます
■ My wife wear the pants.
(うちの家庭はかかあ天下です。)
■ I didn’t expect that my wife would wear the trousers.
(妻がかかあ天下になるとは思っていませんでした。)
■ His wife is so bossy and he has to agree with her all the time.
(彼の家庭はかかあ天下で彼は奥さんのいいなりになっています。)
■ My mother is bossy and sometimes I feel sorry for my father.
(うちはかかあ天下で、時々お父さんのことがかわいそうになります。)
■ I am the boss in my family and my husband does anything for me.
(うちはかかあ天下で旦那が何でもやってくれます。)
■ I never win my wife. She is the boss in the family.
(妻には勝てません。うちはかかあ天下です。)
補足
「wear the pants/trousers」の「pants/trousers」は下着のパンツではなく、いわゆるズボンのことです。
昔はズボンは男性が履くものであったため、男性が着用するものを女性が着用する=男性のような女性、という意味合いからこの表現が使われるようになったと言われています。
なお、ズボンのことをイギリス英語では「trousers」という単語を使うため、イギリス英語圏では「wear the trousers」と言われます。
また「boss」は通常は「上司」という意味でありますが、自分より権力がある人、権力を握っている人のことを示すときにも使われます。
そして「bossy」は「boss」の形容詞であり、上司のように威張る人、偉そうな態度を取る人のことを示し、日常会話でよく用いられる単語ですが、あまり良い意味合いでは使われませんので、使うときは注意が必要です。
万国共通な「かかあ天下」。その英語表現を覚えておくと便利です。
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