上下関係を重んじ、実直で礼儀正しいイメージの「体育会系」。あまりの生真面目さに若干否定的な意味合いを込めて使われる場合もありますが、基本的にはよいイメージで使われる言葉ですよね。
忍耐強く、すぐにはくじけない、さらには年齢が上の人を立てることを当たり前と思っているため、企業でも体育会系の人に好印象を持つことがほとんどです。
そんな質実剛健な「体育会系」、英語では何と表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ Military-like:体育会系な
■ Tough:体育会系な、不屈な
■ Polite:体育会系な、礼儀正しい
■ Sports-oriented:体育会系な、筋肉脳な
■ Jock:体育会系(アメリカ英語)
こんな言い方ができます
■ He is a military-like person. He has never been late for work.
(彼は体育会系な人ですね。一度も仕事に遅刻したことがありません。)
■ My brother never gives up. He is very military-like.
(私の兄は何事もけしてあきらめません。とても体育会系な人です。)
■ If you are tough, you can get over this difficulty.
(体育会系なら、この困難を乗り越えられるはずです。)
■ He was not tough enough, I hear that he has quit the job which he got just 3 month ago.
(彼は体育会系ではなかったようです、3ヶ月で仕事辞めたと聞きました。)
■ The company wants to hire people who are polite and faithful.
(その会社は体育会系で信頼できる人を雇いたがっています。)
■ You should be polite if you want to join this club.
(このクラブに属するのであれば、体育会系あるにこしたことはないですよ。)
■ My father is sports-oriented and he wants me to be the same too.
(私の父は体育会系で、私にもそうなってもらいたいと願っています。)
■ My kids are sports-oriented and they want to be an athlete.
(私の子どもたちは体育会系で、みなスポーツ選手になりたがっています。)
■ He is a Jock and popular for all the girls in this school.
(彼は体育会系で学校中の女の子の人気の的です。)
■ I want to get a boyfriend who is a Jock.
(体育会系の彼氏が欲しいわ。)
補足
「体育会系」と言っても、シチュエーションにより日本語でも様々な意味合いを持ちます。筋肉質など見事な体型を持っている人を示す場合もあれば、考え方や振る舞いが体育会系な人を示す場合もあります。
英語も同様で、そのシチュエーションにより、単語の使い分けが必要となってきますので、上記の文例を参考にしてみてください。
なお、「Jock」はアメリカ英語であり、イギリスでも通じますが、イギリスでは主にイギリス人を示すスラングとして「Jock」が使われます。そのため体育会系を意味したいときにイギリスで「Jock」を使うことは避けたほうがよいでしょう。
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