たった4文字の漢字の中に深い意味のある四字熟語が日本語には多くあります。そんな四字熟語はビジネスシーンでもよく使われ、「薄利多売」もその一つです。
「薄利多売」は利益の少ない商品を多く売り、利益を上げることを意味する四字熟語で、ビジネスの基本は「薄利多売」とも言われています。
たとえば現在の日本では知らない人はいないとも言えるファストファッションショップ「ユニクロ」。海外にも進出し、成功を収めている日本企業の一つですが、「ユニクロ」も「薄利多売」で成功した企業と言えるでしょう。
そんな「薄利多売」は英語でどのように表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ Small profits and quick returns:薄利多売
■ Low-margin high-turnover:薄利多売
こんな言い方をします
■ It’s often said that small profits and quick return is the key to success in business.
(薄利多売はしばしばビジネス成功の秘訣と言われています。)
■ We discussed the pros and cons of small profits and quick returns.
(我々は薄利多売の良し悪しについて話し合いました。)
■ Small profits and quick returns will help you to improve your business at the first stage when you start a new business.
(新しいビジネスを始めた際、薄利多売は最初のステップとしてビジネスの成長を助けるでしょう。)
■ SPQR stands for small profits and quick returns.
(SPQRは薄利多売を意味します。)
■ We are not going to carry on the policy of low-margin high-turnover. It’s time for us to focus on high-margin products.
(我々は薄利多売をモットーとせず、これからは高利益の商品に特化していきます。)
補足
「薄利多売」を直接的に訳した場合は「low-margin and high-turnover」となりますが、英語ではどちらかというと「小さな利益で素早く還元」を意味する「small profits and quick returns」の方が「薄利多売」の意味としてよく使われます。
なお、たった4つの文字で深い意味を表す日本語独特の表現で、英語にはない表現手法です。そんな四字熟語について英語で説明する場合は「Yojijukugo is a proverb that consists of 4 Chinse characters and it has a meaning based on historical stories.」と言い表すとよいでしょう。
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