「一石二鳥」「一期一会」「本末転倒」など日本語には数多くの四字熟語があります。
そんな四字熟語の中で、学生、社会人にかかわらず、よく耳にするのが「起承転結」ではないでしょうか?
作文をするときには「起承転結」が必要、会議でのプレゼンテーションには「起承転結」が必要、と誰もが一度は言われたことがあるでしょう。
そんな「起承転結」は英語でどのように表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ Introduction, development, turn and conclusion:起承転結
■ Dramatic structure of narrative:起承転結
こんな言い方をします
■ When you write an essay, it should have introduction, development, turn and conclusion. Otherwise it will be boring.
(エッセーを書くとき、起承転結に気をつけなければいけないよ。さもなければエッセーが面白味のないものになってしまうよ。)
■ Your presentation is not easy to understand, as it doesn’t have introduction, development, turn and conclusion.
(君のプレゼンテーションはわかりづらいよ、だって起承転結がないんだもん。)
■ Your writing could be much better but it is too flat. You need to attract readers at the beginning of your writing, which means that you pose a problem. So basically it needs introduction, development, turn and conclusion.
(君の文章はもっと良くなるはずだけど、とにかく単調すぎるよ。最初に読者を惹きつけないと、いわゆる問題を提起するということ。つまり君の文章は起承転結がないんだよ。)
■ If his essay had a dramatic structure of narrative, he could win the first prize of this essay contest, I guess.
(彼のエッセーに起承転結があれば、このエッセーコンテストで優勝できたと思うよ。)
■ Not only writing but also your speech has to have a dramatic structure of narrative.
(文章だけでなく演説するときも起承転結を考えておくことは大切だよ。)
補足
英語圏では「起承転結」にぴったりと当てはまる概念やフレーズがないため、日本独特の「起承転結」を表現したいときには上記の「introduction, development, turn and conclusion」を用いると良いでしょう。
また「起承転結」の概念はないものの、英語でも文章構造は大切で、一般的に文章の構造がしっかりしていることを「dramatic structure of narrative」と表現し、この表現を「起承転結」と言う意味として、上記の通り利用することも可能です。
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