世界では毎日のように何かしらの事件が起きています。そして、その事件の数だけ、被害を受けた「被害者」と危害を加えた「加害者」が存在します。
おそらく「被害者(victim)」という単語は馴染みのある人も多いかもしれませんが、「加害者」という英単語はすぐに思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか?
「加害者」は英語ではどう表現するのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ assailant:攻撃者、襲撃者
■ victimizer:加害者
■ perpetrator:犯人、加害者
■ abuser:乱用者、虐待者
■ a person who caused damage:加害者
こんな言い方ができます
■ This assailant was sentenced to 10 years in prison.
(この加害者には懲役10年の判決が下された。)
■ They must be partners, not victim and victimizer.
(彼らはパートナーではなく、被害者と加害者に違いない。)
■ The first person to speak against a crime tends to be the actual perpetrator.
(犯罪について最初に言及した人が加害者である傾向がある。)
■ Sexual abusers will always insist the jealousy is a sign of love.
(性的加害者は常に嫉妬は愛情の証明であると主張する。)
■ Even if you were a person who caused damage, I will protect you.
(もし君が加害者だったとしても、僕は君を守るよ。)
補足
「加害者」は英語では様々な言い方ができますが、単語によってニュアンスが異なります。
「加害者」と意味が近い単語に「criminal(犯罪者)」「murder(殺人者)」がありますが、限定的なので割愛しました。最も汎用的に使うことができる表現は「assailant」「perpetrator」でしょう。
「victimizer」も「victim(被害者)」と対比しやすいので覚え易いです。「a person who caused damage」は損害を与えた人という直訳ですが、表現が長すぎるので実用的ではないです。
やはり「加害者」と言いたいのであれば「assailant」「perpetrator」「victimizer」あたりを使うとよいでしょう。
コメント
まずこの加害者の英語についての見出しに疑問を持ちました。なぜ海外ではよほど。。。と書かなくては加害者の説明ができないのか?加害者は加害者です。日本でも使いますし、海外でも治安の良し悪しに関係なく加害者、と言う英語を使う必要(ないことを祈りますが)は出てくると思われます。
そしてこの加害者、と言う言葉の説明に使われている黒人と白人の写真。これは何を意味するのでしょうか?なぜ犯罪を匂わせる写真に白人vs黒人のような写真を使われているでしょうか?パトカーの写真を載せれば犯罪を想像させることができます。いまの人種差別にセンシティブになっている世界からおよそ逆行しており、こんな非常識なことでいいのかと呆れてしまいました。もちろん他意はないと分かっていても配慮に欠けていると思います。
初めて拝見したサイトですが、言葉を説明するだけなら問題はないのですが、なんだか島国根性丸出しで、国際人に沢山育ってほしい、と思う海外在住の日本人の私にはショックでした。
まだこんなサイトの作り方をしているんだ、日本では。と言う感じです。友人たちにもちょっとこのサイトを見てもらいたい、と思いました。
このコメントは非難ではありません。でもできれば改善していただきたいと思いました。
>Kika Mosuzuさん
貴重なコメントありがとうございます。確かに配慮に欠けている部分がありました。ご指摘ごもっともだと思います。文章と写真、変更いたしました。
当サイト、もちろん言葉の説明がメインではありますが、導入については深く考えず書くことが多いです。しかし今回は確かに情報発信者として配慮が欠けていたと反省しております。今後は気をつけたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。