婚姻届は出していないが結婚しているような生活を送る事実婚。あなたは許容できますか。この制度は日本では男性だけに都合がよい制度に聞こえますよね。
しかしヨーロッパでは結婚よりも規制が緩く、同棲よりも法的権利が享受できる仕組みが出来上がっている国が多いようです。そのため事実婚の割合は非常に多いのだとか。
日本では受け入れられ難い制度に思えますが、少子化を打開するためには同姓と結婚の中間のような制度が必要かもしれません。
そんな「事実婚」は英語ではどう表現したらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ de facto marriage:事実上の結婚
■ de facto relationship:事実上の結婚(である関係)
■ common-law marriage:法的手続きを行わない婚姻
こんな言い方ができます
■ Children born of a de facto marriage have the same rights and obligations as children from a legal marriage.
(事実婚で生まれた子どもは法律婚で生まれた子供と同等の権利、義務を有する。)
■ Taro had a de facto marriage with her.
(太郎は以前のパートナーと事実婚だった。)
■ You didn’t know that she was in a de facto relationship?
(彼女が事実婚であること知らなかったのか?)
■ He has been in a de facto relationship with her for a long time.
(彼は長い期間、彼女と事実婚の関係にある。)
■ To have a common-law marriage in this country, the couple must tell other people that they are married.
(この国で事実婚の間柄になるためには、カップルは結婚していると他者に伝えなければならない。)
■ Most people are fuzzy on the specifics of common-law marriage.
(ほとんどの人々は事実婚にの特性ついてはっきりと認識していない。)
補足
法律婚と対比させられる特徴から、事実婚はお堅い文で使われるケースが多いです。国によって制度もまちまちなので、なかなか使う機会がないですよね。
特に「de facto marriage」「common-law marriage」などは、地域の規定を定めた文書で使われています。口頭でフランクに使えそうなのは「de facto relationship」でしょう。
「付き合う」の表現で、「in a relation ship」という表現を紹介しましたが、事実婚の表現も同じように「in a de facto relationship」で表すことができます。
「私(ぼく)たち事実婚なんだよね」は「We are in a de facto relationship」です。
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