われわれが普段何気なく使う「もったいぶる」という言葉。みなさんはこの単語の意味を上手く説明できますか。
「もったいぶる」とは物事を必要以上に貴重であるかのように振舞う行為。たとえばこんな会話でもったいぶるを表現できます。
A:「わたし新しい彼氏できたんだ!」
B:「うそ~、ほんと?どんな人?見せて見せて!」
A:「いやだよ、あんまり格好良くないし!」
B:「え~、そんもったいぶらずに見せてよ。」
最近では、付き合う気がないのに男性をその気にさせるような振る舞いをする「もったいぶり女子」なる人たちもいるようです。
そんな「もったいぶる」は「気取る」「威張る」という意味とも同義です。「もったいぶる」は英語ではどう表現したらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ put on airs:気取る
■ put on lugs:気取る、もったいぶる
■ hold ~’s nose in the air:気取る、もったいぶる、威張る
■ leave ~ hanging:脇に置いておく
こんな言い方ができます
■ Please don’t put on airs like that.
(そんな風にもったいぶらないでよ。)
■ I don’t like the people who put on airs.
(もったいぶる人はすきじゃない。)
■ Doctors tend to put on lugs about being professional men.
(医者は専門家として気取る傾向がある。)
■ Don’t you think she is putting on lugs?
(彼女もったいぶってるとおもわないか?)
■ If you were born knowing everything, then you can hold your nose in the air.
(もし生まれながらにして全てのことを知っているのなら威張ればよいさ。)
■ Don’t hold your nose in the air toward students just because you are a teacher.
(先生だからという理由だけで、生徒に対して威張るな。)
■ Why you are always leave me hanging while talking?
(どうしていつも話の最中にもったいぶるの?)
■ My girlfriend likes to tease me then she leaves me hanging.
(彼女はいつも僕をからかってもったいぶるんだ。)
補足
最もメジャーな「もったいぶる」という英語の表現は「put on airs」、これは「空気を置く=間を置く」と考えればイメージし易いです。
「put on lugs」の「lugs」とは「気取り」という意味のアメリカ英語。「hold ~’s nose in the air」は鼻を高らかに上げて威張る様子ですね。
とはいえ、この2つの表現は限定的で、やはり「もったいぶる」を言いたいときは「put on airs」を使うのが一般的です。会話中に急に話が止まったときのみ「Don’t leave ~ hanging(ほったらかしにしないで=もったいぶらないで)」と言うと自然に聞こえます。
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