地理的な理由から地震や津波などの震災が多い日本。被害そのものに注目が集まることも多いですが、海外からは被害に遭った日本人の規律や冷静さにも注目が集まることが多いです。
通常なら震災の直後であれば略奪や性的な犯罪が起こりそうなものですが、そういった被害がほとんどない。ゼロではないにせよ、ほどんとない。
これは被害に遭ってしまったのは天災のせいであり、「しょうがない」「仕方ない」とする日本人の無常観から来ているかもしれません。
そんな日本人を特徴をよく表す言葉「しょうがない」「仕方ない」は英語ではどう表現したらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ there is no way:方法がない
■ there is no option:(他に)選択肢がない
■ there is no choice:(他に)選択肢がない
■ no choice:選択肢がない
■ I can’t help it:どうすることもできない
■ it can’t be helped:仕方がない、しょうがない
■ there is nothing ~ can do:仕方がない、しょうがない
こんな言い方ができます
■ A:Why are you taking a train? B:There is no way. I don’t have money right now.
(A:なんで電車使ってるの?B:仕方ないじゃん。いまお金ないんだから。)
■ Shit! I don’t have cash now. There is option. I will pay by credit card.
(しまった、いま現金盛ってない。しょうがないな。クレジットカードで払うよ。)
■ My father’s company has gone bankrupt. There is no choice. I have run away under cover of night.
(父さんの会社が倒産しちゃった。仕方ない。夜逃げしないと。)
■A:Why are you trying to marry him? B:No choice! I need to pay off my debt.
(A:なんで彼と結婚しようとしているの?B:仕方ないでしょ!借金を返さないといけないのよ。)
■ Sorry for the hiccup but I can’t help it.
(A:しゃっくりしてしまってごめん、でも仕方ないんだ。)
■ She cannot speak English as she is Japanese. It can’t be be helped.
(彼女は日本人だから英語が話せないんだ。仕方ないよ。)
■ Life is Unfair. There is nothing we can help.
(人生は不幸なんだ。仕方ないよ。)
補足
「仕方ない」という日本語は実に多くの意味を包括しているので、英語では主に「選択肢がない」「助けることができない」という2つの意味に分けて使う必要があります。
逆に言えば、「選択肢がない」「助けることができない」という英語表現であれば、どんな表現でも仕方がないという意味になり得ます。
短く多くの言いを包括する表現を覚えるとよいでしょう。「選択肢がない」からは「no choice」、「助けることができない」からは「it can’t be helped」辺りがベターだと思います。
ちなみに「no way」という表現は、どちらかと言うと「マジで?」「あり得ない」というニュアンスが強いので、仕方ないの意味を表すのにあまり適切ではありません。
コメント
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