中小企業であれば1人の役割が幅広く、あらゆる業務を兼任することがありますが、大企業では部署や担当が細かく分かれていることが多いです。
日本人は責任感が強いので、担当外の仕事も引き受け勝ちですよね。あまりにも自分の仕事とは関係ない業務を引き受けると忙しくなりますが、少し関連性のある仕事なら引き受けてもよいという人は多いのではないでしょうか。
「その件は私が対応します」「それは僕が対処する」「それは私が取り扱います」「それは僕が処理しておくよ」。こんな風に英語で表現するにはどんな表現を使ったらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ deal with:処理する
■ take care of:面倒を見る
■ handle:対処する、処理する
■ tackle:取り組む、立ち向かう、対応する
■ work around:対処する、問題に取りかかる
※とりあえず対処するといったニュアンス
こんな言い方ができます
■ Let me deal with this issue.
(この問題は私に処理させてくれ。)
■ Could you please deal with this case?
(この案件を処理してもらえますか?)
■ Can anyone take care of this problem?
(誰かこの問題を処理してくれない?)
■ I know that nobody takes care of “Project X”.
(誰も「プロジェクトX」の対応をしてくれない事は分かってるよん。)
■ Please let me handle this case.
(この案件は私に取り扱わせてください。)
■ I don’t handle this case as it is not in charge of me.
(担当ではない為この案件は取り扱いません。)
■ We don’t have any willingness to tackle a job.
(我々は仕事に対応しようという意思は全く持ってないのだよ。)
■ Anyway, please tackle this task.
(とにかく、このタスクに対応してくれ。)
■ Can we work around the problem, or do we have to solve it?
(この問題の[応急的に]対応してもよいですか、それとも解決しないといけませんか?)
補足
「対応する」「対処する」などの言い回しは、英語でも様々に表現することができます。ビジネスでよく使われるのは「deal with」「take care of」「handle」で何れも似たような意味で使えます。
目的語で使われる「仕事」について、最も高い頻度で使われるのは「case=案件」です。「issue」「problem」は何か問題が起こった時にしか使われないので注意が必要です。
「work around」だけは他の表現とは意味が少し異なり、たとえば問題等に対し、とりあえずの応急処置的な対応する場合に使われます。問題を根本から解決するための対応ではありません。完璧に物事を解決する訳ではない「work around」という表現は、完璧主義の日本人にはあまり馴染みがなさそうです。
コメント