待ち合わせ時間や、レポートの提出など、日常生活の中で「もう少し、早くから準備していれば良かった」という経験をしたことはないでしょうか。そんな時に我々は「ギリギリ間に合った」という表現を使いますよね。
「ギリギリ」は、限界に近い、限度すれすれの、という意味の副詞です。日本人は時間に対して非常に忠実なため、待ち合わせ時間や物事の期日は、寸分の遅れもなく守ることが求められます。それだけに「ギリギリ」は日本的なイメージのある表現かもしれません。
しかし意外に英語でも「ギリギリ」という表現は沢山あります。「ギリギリ」は英語ではどう表現したらよいのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ at the last minute:直前になって、ぎりぎりに
■ just in time:ぎりぎりで間に合って
■ barely:辛うじて、ぎりぎり
■ narrowly:間一髪で、辛うじて
■ in the nick of time:間一髪のところで、ぎりぎり間に合って
■ by a hair/second/whisker/hairbreadth :紙一重で、やっとのところで、辛うじて
こんな言い方ができます
■ My boyfriend always invites me out at the last minutes.
(彼氏がいつもギリギリになって誘ってくる。)
■ I got to the meeting just in time.
(ギリギリ会議に間に合った。)
■ We barely made it on time to the venue.
(我々はギリギリ現場に着いた。)
■ I narrowly passed the exam to enter college.
(ギリギリで大学に受かった。)
■ The police arrived in the nick of time.
(警察官はギリギリ間に合った。)
■ We won by a hair.
(我々はギリギリ勝った。)
■ She missed the train by a second.
(彼女はギリギリ電車に乗り遅れた。)
■ I lost the election by a whisker.
(私はギリギリの差で選挙に負けた。)
■ He escaped the accident by a hairbreadth.
(彼はギリギリ事故を免れた。)
補足
英語での「ギリギリ」には日本語同じような「間一髪」と同じような表現もあります。中でも「by a hair」などは覚え易いです。「by a second」「by a whisker」「by a hairbreadth」という事も可能です。「whisker」は頬の髭や猫髭、「hairbreadth」は髪の毛程の隙間を意味します。
時間以外の表現でも使いやすいのは「barely」「narrowly」。たとえば「私はギリギリ死を免れた」と言いたいときは「We barely/narrowly escaped death」と表現できます。
とはいえ「ギリギリ」として最も使用頻度が高く伝わり易いのは「at the last minutes」です。「ギリギリに誘ってこないで=Please do not invite at the last minutes」と暗記して使うと良いでしょう。
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