ネット上や人との会話で「ピンとこない」という表現を見たり、聞いたりすることはないでしょうか。この表現、文章を書いたり、話すのが上手な人に使われているイメージがあります。
「ピン」とは、直感的に理解するという意味の擬音語・擬態語です。したがって「ピンとこない」は、直感的に理解できず、納得に至らないという意味の表現です。
実は英語にも、ほぼ「ピンとこない」と同様の表現があります。「ピンとこない」は英語ではどう表現したら良いのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ click:ピンとくる
■ get the point:話の核心をつかむ
■ get:分かる、理解する
■ ring a/the bell:心当たりがある、ピンとくる
こんな言い方ができます
■ It didn’t click to me who you were at first sight.
(一瞬、君が誰なのかピンとこなかった。)
■ I don’t quite get the point of what she wants to tell us.
(彼女がぼくらに言いたいことについていまいちピンとこない。)
■ Mary really doesn’t get what Tom is talking about.
(メアリーはトムが何について話しているのか全くピンとこない。)
■ A:Do you know Mikasa from Attack on Titan? B:No, the name doesn’t ring a bell.
(A:進撃の巨人のミカサって知ってる?B:いや、その名前にピンとこないな。)
■ Have you heard of ‘Pokemon Go’? Does the name ring any bells?
(「ポケモンGO」について聞いたことある?この名前にピンとくる?)
補足
「ピンとこない」は「click」「ring a/the bell」を使って否定文にすると、最もよくそのニュアンスが表現できます。何かが閃くことなので「click」や「ring」の表現はイメージしやすいですよね。
とはいえ、会話では「I don’t get ~」「I don’t get the point」という表現が使われていることが殆どです。英文や英会話のときに、「click」「ring」を使った表現がすらっと出てくるとスマートです。
「It doesn’t click to me」「It doesn’t ring a bell」などの表現を暗記して慣らしていくとよいでしょう。
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