外国人に英語で「ストローは日本語で何ていうの?」「スマートフォンは英語で何て言うの?」と聞かれたことがあります。当然「そのまま英単語を使えるよ」とアドバイスします。
ストローやスマートフォン以外にも日本語にはライター、ペン、バッグなど、英語由来の外来語がたくさんありますよね。
先日テレビのクイズ番組を見ていて「ハッピーエンドに似た言葉があるか」という質問が出題されていました。「ハッピーエンド」は日本語でも「ハッピーエンド」ですが、他にどんな言い方があるのでしょうか。
こんな単語を使います
■ 大団円(だいだんえん):物語が全てめでたく収まる結末のこと。「団」には「まるい、円形」という意味、「円」には「欠けたところがない、まるく纏まる」という意味があります。
そのため「団円」で「うまく丸く収まる」という意味になります。「大晦日(おおみそか)」や「大詰め(おおづめ)」とよく言うように「大」自体にも「最後の」「最終の」という意味があります。
という訳で「大団円」で「最後がうまく丸く収まる」という意味になり、転じて「物語が全てめでたく収まる結末」ということになります。
こんな言い方ができます
■ 「シンゴジラ」では誰も死亡しなかったら大団円だったのに。
■ 君の名では主人公とヒロインが再会するという大団円を迎えている。
■ ぼくと君の恋の物語は大団円を迎えるはずだったのに。
補足
いずれの例文も英語の「ハッピーエンド」に置き換えればしっくりきますよね。
大団円はほとんどの場合「大団円を迎える」という使い方をされています。これをそのまま熟語として覚えて使うのが良さそうです。とはいえ「ハッピーエンド」の方が日本語でも通じ易いので実用性には少し欠けるかなとも思います。
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