英語が苦手な日本人が多い理由とその改善策。日常会話に使える実践的な英語表現集と効果的な学習方法!

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英語は本来はとてもシンプルな言語です。全ての単語が26文字の簡単なアルファベットで成り立っていて、文法も誰もが簡単に習得できるようにデザインされています。

日本語やアラビア語などといった複雑な言語に比べると、信じられないくらい簡単な言語です。

英語が世界に普及し「世界共通語」と呼ばれるようになった大きな理由の一つは、アメリカで開発されたコンピュータの世界的な普及にあります。

しかし、誰でも簡単に習得しやすい特徴を持っていたらからこそ、英語は今のように広く使われるようになったと考えてよいでしょう。

にも関わらず日本人の大半は英語に苦手意識を持っていて、「英語=難しい」と捉えている人は少なくないと思います。何故なのでしょうか。

英語を複雑化させる日本人用英語コンテンツ

日本人の大半が英語に苦手意識を持っているのは、完璧さのみを追求する日本の英語教育に原因があるとよく言われます。それには留まらず、大人になっても「英語=難しい」に拍車をかける環境が日本にはあります。

たとえば、英語に関する雑誌、書籍、ウェブサイトなどです。試しに「ありがとう 英語」とウェブ検索してみてください。

そうすると「ありがとう 50選」「感謝を伝える表現 55選」「ありがとう 98選」という検索結果が上位に表示されます。

ご存知の通り、英語で「ありがとう」は「Thank you」です。それ以上でもそれ以下でもありません。これさえ覚えておけば多少フォーマルな場面でも英語圏で乗り切れます。

強いて言うならば「I appreciate it」も覚えておくと良いくらいでしょうか。

逆の立場で考えてみてください。日本語ネイティブである貴方は日本語で「ありがとう」を50~100通りで表現することができますか。私はできません。

それでは何故そこまで「ありがとう」という表現を50~100個も書き出してコンテンツを作ろうとする人がいるのでしょうか。

おそらく雑誌、書籍、ウェブサイトでは「コンテンツの量が多い=良質」と見なされる傾向があるからでしょう。

特にネット上ではコンテンツ量が多ければ多いほど良質と見なされ、検索結果に反映されやすい傾向があります。

そのため、ウェブサイト運営者は、現在では古臭くて誰も使わないような表現、必要以上に洒落た表現、等々とうてい実用的とは言い難い内容まで、血眼になって探してコンテンツの一部とするでしょう。

実用的かどうかを基準にして英語の学習を

英語というシンプルな言語を習得しようする際に、最も重視すべき点は「実用的であるかどうか」です。

「英語言語学の学者を目指している。」「英語圏で議会に出席してスピーチをする。」

こういった特殊な事情や目的がある場合は、その限りではないですが、大半の人は旅行や仕事をするために英語を勉強しているのではないでしょうか。

にも関わらず日本語で英語表現についてウェブ検索すると、よく「~と英語で言えるかな?」「英語での~は~以外にもある」なんていう記事を見かけます。

そういうサイトを利用する場合は、紹介されている言い回しが本当に実用的なものかどうか考え、参考にするようにしましょう。

すべての表現を覚えようとすると無駄に労力を消耗してしまうだけです。

英語は猿真似ではなく貴方自身の英語が出せるように

当サイトは、北米で留学したのち英語圏の外資系企業で長年勤務し生活する運営者が、実際に使ったことのある表現、使われてると感じた表現を中心にまとめています。

各投稿では、紹介した表現を全て覚える事を推奨している訳ではありません。無理なく覚えられる暗記して使いやすい表現はこれです、と言った書き方をしている場合は殆どです。

実際に英語を使えるようにするためには、「英単語を暗記する」「英語表現を暗記する」といった意識よりも「この英語表現を使い慣らす」「相手の英語の訛りに慣れる」という意識を持って勉強するのがベストです。

英語を表現を使い慣らしたり、相手の英語の鉛りに慣れるためには、必要以上に複雑な英語表現を利用するのは推奨しません。

誰でも知っている基本的な英語表現が、いかに適切な場面でスムーズに口から出せるようになるか。これが非常に大切です。

また発音する際に、アメリカ英語やイギリス英語などのコピーを必要以上に意識したものだと少し聞き苦しいです。発音は日本語ネイティブとしての貴方が無理なく発することができるもので充分相手に通じます。

たとえばソフトバンクの孫社長の英語は、発音は日本語訛りであり語彙力はそれほど高くはありませんが、アメリカ人・イギリス人の猿真似ではない彼自身の英語が身についている感じて、きわめて実践力が高いです。

英語圏に生まれ幼少期は現地で育った。小さい頃からインターナショナル・スクールに通っている。そういった方々は既に自身の英語というものが身についていると思います。

しかし、日本で普通の教育を受けて今から英語が話せるようになりたいと思っている方々は、先ず孫社長のような英語を手本とするとよいでしょう。

使えるようになっておきたい実践的な英語表現集

そこで今回は、北米留学したのち英語圏で働き生活している筆者が、日常的に使用していると感じる基本表現を思いつくかぎりまとめていきます。

日本で普通教育を受けてきた人なら誰もが知っている中学生レベルの英語表現ばかりです。

初対面・日常の挨拶

 英語 日本語
 Hello./Hi.  こんにちは。
 How are you?/How’s going?/What’s up?   元気?/調子はどう?
 I’m good./I’m fine.  調子いいよ。/元気だよ。
 I’m okay./Not bad.  ぼちぼち。/悪くないよ。
 I don’t feel well./I’m terrible.  良い気分じゃない。/最悪だよ。
 Good morning./Morning.  おはよう。
 Good-bye/See you./Bye-bye.  さようなら。またね。
 Take care.  気をつけてね。
 Excuse me./Excuse.  すみません
 Long time no see.  久しぶり

日常生活での会話

英語 日本語
 What’s your name?  あなたの名前は?
 Where are you from?  どこ出身ですか? 
 How long have you been in ~?  どれぐらい~にいますか? 
 How long will you stay/be in ~ ?  どれぐらい~にいる予定ですか? 
 Do you have any sisters or brothers?  兄弟はいますか? 
 How many siblings do you have?  兄弟は何人いますか?
 How many people are there in your family?  何人家族ですか?
 Do you have any plan for this weekend?   週末何か予定がありますか?
 What did you do this weekend?  週末何をしていましたか?
 Have you been to Japan?  日本に行ったことがありますか?
 How many countries have you been to?  何カ国行ったことがありますか? 
 How old are you?  何歳ですか?
 Are you American/Canadian?   貴方はアメリカ人/カナダ人ですか?  
 I have nothing to do this weekend.  今週は何も予定がないです。
 What are you doing?  何をしているの?
 Never mind! It’s okay.  気にしなくていいよ。大丈夫だから。 
 I’m just kidding.  冗談だよ。
 Never mind.  気にしないでください。
 I wonder if ~.  ~かどうか気になる。
 What time do we have lunch/dinner?  昼食/夕食は何時に食べましょう?
 Whatever./Anything is okay for me  なんでもいいよ。
 I don’t care.  気にしないよ。
 What are you doing?  何してるの?
 Where are you going?  何処に行くの?
 When are you arriving?  何時到着するの?
 How did you come here?  どうやって此処に来たの?
 How do you go home?  どうやって家に帰るの?
 What are you thinking about ~?  何を考えてるの?
 Thank you so much.   ありがとう。
 I’m so sorry.  本当にごめんなさい。
 Good luck./Good job.  幸運を祈る。/やったね。
 Do you know how to ~ ?  どうやって~をするか分かりますか?
 Could you tell me if I can ~?  ~してもいいか教えてもらえますか?
 This is what I wanted to ~  これが私が~したかった事です。
 I’m done.  終わった。
 I wanna ~ (=I want to).  ~したい。
 I’m gonna ~(=I am going to).  ~するつもり。 
 Cuz/Cos(=Because)~.  なぜなら~。
 I mean ~.  つまり~。

ビジネスや仕事での会話

 What is this regarding?  どんな用件でしょうか?
 This is regarding ~.  ~に関する件です。
 Thanks for your help.  ご協力ありがとうございます。
 Could you please ~?  ~して頂けませんか?
 I would appreciate it if you ~.  ~して頂けれれば感謝します。
 Please feel free to 〜.  お気軽に~してください。
 Thanks and best regards.  よろしくお願いします。
 I Will be back shortly.  すぐ戻ります。
 When will Mr/Ms.~ be back?  いつ~さんは戻りますか?
 Could you transfer this call to Mr/Ms.~ ?  ~さんに繋いでもらえますか?
 Thank you very much for your time.  お時間頂きまして有難うございます。
 I was glad to meet you.  お会いできてうれしかったです。
 Can we arrange a meeting?  会議の都合はつきますか?
 Do you have time on ~?  ~にお時間はありますか?
 Please let me know a convenient time for you.  ご都合のよい時間を教えてください。
 Can you make it on ~?  ~は都合がつきますか?
 I apologize but I will be late for ~  申し訳ございませんが~に遅れます。 
 I’m sorry I’m late.  遅れてしまいすみません。
 He/She is on sick leave today.  彼/彼女は今日は病休です。
 We are sorry but he/she is out of office.  申し訳ありませんが彼/彼女を席を外しています。

他にもありますが、とりあえず思い浮かぶ表現はこんなところです。おそらく皆さんも知っているし、覚えている表現ばかりなのではないでしょうか。

しかし、こいった基本的な英語表現を覚えてるのと、使えるのは雲泥の差です。それでは実際にどのように使えるように慣らしていけばよいのでしょうか。

デタラメでもいいからとにかくしゃべる

世界共通語と呼ばれている英語。現在の世界人口である約70億人のうち、英語話者は約17.5憶人と言われています。つまり世界の人口の4人に1人が英語を話しながら仕事・生活しているということになります。

しかし、そのうち英語を第一言語として育った純ネイティブ・スピーカーは約4億人弱しかいません。17.5億人中の4億人なので、たったの20%しか純ネイティブがおらず、残りの大半である80%は非ネイティブということになります。

そんな訳で少し荒っぽい言い方をすると「世界共通語=英語」なのではなく「世界共通語=非ネイティブ用の簡易英語」と考えることもできます。

こればっかりは実際に経験してみないと分からないですが、海外に展開している多国籍企業などで働くと、世界中の非ネイティブは結構めちゃくちゃな英語を使っています。

周りが下手くそなりにも必死に使おうとしているので、聞き手も下手くそな英語に慣れてきます。そういった環境下では自身の英語も実践的コミュニケーションを重視したサバイバルな英語にならざるを得なません。

そして、ある程度コミュニケーションが取れるようになってからが本格的な英語学習の始まり。そこから発音を伝わりやすいものに矯正したり使える表現を増やしたりと、自身の英語を研磨していくよう努力する必要がでてきます。

英語にかかわらず言語習得は必要以上に頭でっかちになってはいけません。

にも関わらず、日本人は最初から「めちゃくちゃ英語」のプロセスをすっとばして、「完璧英語」を話そうとする。結果できなくて英語学習そのものを諦める。そういう層が多すぎます。

先述したように、日本の英語教材も「完璧英語」をすすめるものばかりですし。

英語をしゃべる機会を増やす

以上のことから、英語がすらすら話せるようになるためには、英語をしゃべる機会を増やす他ありません。そのためには、先ずは英会話学校を利用するのが便利です。

お金は出すからできるだけ短期間で効率的に英語が話せるようになりたい。そういう方には高級英会話スクールがおすすめです。

しかし、レッスン代が高額な英会話学校はおろか、普通の英会話スクールやオンライン英会話も高くて手が出せない人もいるかと思います。

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ほとんどのスクールは無料体験なので1~2回までのレッスンが限度です。しかしネイティブキャンプだけは、無料体験であるにも関らず7日間もレッスン受け放題です。

英会話初心者のうちは相手が純ネイティブであるアメリカ人やイギリス人を相手にするより、非ネイティブに近い会話相手を選ぶのがベストです。

そういった面でもネイティブキャンプは講師がすべてフィリピン人。日本人英語にも非ネイティブとの会話に慣れている講師が多数在籍しており、英会話初心者でもストレスなく始められます。

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