人助けをしようとしたり、誰かの役に立とうとしているにも関わらず、誰かの迷惑になってしまうことを言い表す表現「足手まとい」。
迷惑となってしまう行動、またその行動を引き起こす人を示す否定的な表現ですが、日常的に頻繁に使われる表現です。
日本語の語源は「手足にまとわりついて活動の妨げになること」ですが、英語ではどのように表現するのでしょうか?
こんな単語や表現を使います
■ Slow someone down:足手まといになる、ペースを落とさせる
■ Be in someone way:足手まといになる、邪魔になる
■ Drag someone down:足手まといになる、引きずり落とす
こんな言い方をします
■ I’m not taking my kid to the party. He is still 3 years old and I don’t want to be nasty but he could slow me down.
(パーティには子どもは連れて行きません。私の子どもはまだ3歳ですし、意地悪をいいわけではないけれど、足手まといになってしまう可能性があるからです。)
■ I can’t walk fast and will slow you down, so I’m not coming with you for a walk.
(私は早く歩けず、足手まといになる可能性があるので、あなたと散歩に行くことはやめておきます。)
■ I think I am in your way. I will let you focus on working on this job by yourself.
(足手まといになっているようなので、この仕事はあなたにお任せします。)
■ I don’t want to be in your way, so just let me know when or if you need a help.
(足手まといにはなりたくないので、手が必要になったら教えてください。)
■ He could be dragging us down, and I don’t think it is good idea to let him join this team.
(彼は足手まといになる可能性があるので、彼をこのチームに参加させることはよいこととは思いません。)
■ I’m doing my best but I feel that I’m dragging you down. I’m so sorry.
(頑張っているつもりですが、足手まといになっているようです。ごめんなさい。)
補足
英語で「足手まとい」を表現するときは、日本語のように手足にまとわりついているという表現ではなく、「邪魔になっている(be in your way)」や「引きずり落とす(drag you down)」と言う表現を使います。
ただいずれの表現も否定的な意味合いが強いので、誰かが「足手まといに」なっていることを伝えたい場合に使用するときには注意が必要です。
相手が「足手まとい」になっていることをやんわりと伝えたいときには、「I can do it by myself(ひとりでできそうです)」など、誰かの力を借りる必要がないことを表す言い回しを使用した方がよいでしょう。
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