巨大ネット掲示板「2ちゃんねる」「発言小町」に代表されるようなネット文化は、日本特有のものであり独特に進化してきました。
それに伴い「オワタ」「オワコン」「メシウマ」などのネット用語も生まれ、昨今は「草(wwの意味)」「orz(落胆の意味)」「ggrks(ググレカスの意味)」などの比較的あたらしいネット用語も普及しています。
中でもネットがあるからこそ生まれた言葉に「ネカマ」があります。我々も知っている通り「ネカマ」はネット上の匿名性を利用して、男性が女性を装うこと。ネット上で「オカマ」を演じることから「ネット+オカマ→ネカマ」と呼ばれるようになった事は周知の事実でしょう。
ケースは少ないものの、海外では「オカマ」のような行為をする人は、日本ほど多くはありません。そのため、ネカマに該当するような表現は英語にはありません。
しかし、それでも英語で「ネカマ」を表現したい場合は、どのような言い方が可能なのでしょうか。
こんな単語や表現を使います
■ nekama:ネカマ
■ online female impersonator:ネットオカマ
■ catfish:なりすまし
こんな言い方ができます
■ You’re a Nekama, aren’t you?
(お前はネカマなんだろ?)
■ Many people make money online by becoming a Nekama.
(沢山の人がネカマになることでオンラインでお金お稼いでいる。)
■ I used to be an online female impersonator.
(私は以前はネカマでした。)
■ There are no online female impersonators on our site.
(私たちのサイトにネカマはいません。)
■ Should I reveal to the person I’m talking to online, that I am a catfish?
(オンラインで話をしている人に自分が[なりすまし=ネカマ]だとばらすべきだろうか?)
■ You would know whether he is a catfish or not.
(きみは彼が[なりすまし=ネカマ]かどうか知ることになるだろう。)
補足
「ネカマ」は相当する英単語はないですが、ネットに詳しい人なら日本語の「Nekama」で、そのまま通じる場合もあります。
どうしても英語で表現せざるを得ない場合は「なりすまし役者」を意味する「impersonator」を用いて「online female impersonator」とする他なさそうです。
「catfish」も、通常は「なまず(ひげが生えている事から猫魚という表現を使う)」という意味ですが、「なりすまし」という意味もあります。
これは男性が女性になりすます例に限らず、 フェイスブック、ツイッターや出会い系サイトなどで、架空の写真やプロフォールを使い、アカウントを偽装する場合にも使われます。
いずれにせよ、英語で「ネカマ」と表現したい場合は基本は「Nekama」。それでも伝わらなければ「online female impersonator」と表現するのが良さそうです。
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